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現在の就職活動パターンの問題点を解決するためには、大学のキャリア教育の充実、学生の意識改革、企業の採用プロセスの柔軟化をセットで考えていかなければならない。 就職活動は進化する。 就職活動は「企業研究と自分磨き」「選考プロセス」「意思決定」「内定」という四つのフェーズに分けることができる。
現在行われている一般的な就職活動プロセスでは、内定を獲得してから入社の意思決定をするまでの「意思決定」フェーズにおいて、学生が納得のいくまで考えることができない状況が多く存在している。 企業側としても採用予定人数の最終的な調整のために、内定を出した学生のうち実際には何人受諾してくれるかがわからず、場合によっては追加で内定を出す必要も出てくる。
そのため「二週間以内にお返事ください」といった状況になってしまう。 選考に通ることに必死だった学生は、内定をもらった瞬間、自らの人生のファーストステップとしての会社を選ぶという選択を、ごく短期間にしなくてはいけない立場になる。
他社の選考状況なども含め、極めて難しい選択を迫られる。 「就職活動疲れ」のため、これ以上考えるのはいやだという形で意思決定をしてしまう学生も多い。
「ここで就職活動をやめるなら内定を出すが、続けるのであれば出さない」と言われれば学生は悩む。 内定を蹴って就職活動を続けたとしても、より理想に近い会社から内定が出るとは限らない。
ここで「妥協」して「ラクになる」べきか、続けるべきか。 初めての経験で、どうすればよいのか学生は悩む。
企業側も必死である。 バブル時代にはクルーザーに乗せてそのまま内定者旅行という名の拘束に入る企業もあった。
みんな一斉のタイミングで選考活動が進んでいるため、このような状況が生まれてしまう。 このような生産的でない状況の下で意思決定をさせるのは、学生にとってはもちろん、企業にとってもよくない。
もっと自由度の高い理想的な採用プロセスに変えていく必要がある。 優秀人材獲得のための本質的な競争にしなくてはいけない。
内定者獲得競争のタイミングさえ乗り切って入社させてしまえば、後はなんとかなるという時代ではない。 大企業に入ったとしても転職が当たり前の感覚になり、入社後ミスマッチだったと思えば、躊躇なく人は辞めてしまうという時代に入って、もう相当な年数が経っている。
そろそろ発想を変えるべき時に来ている。 いったん内定受諾した後は基本的に内定を辞退しないという暗黙の了解があり、多くの学生はそれを守っている。

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